2001年4月22日(日)
埼玉県筋ジストロフィー協会の総会で講演をした。
講演はたまにするが、カクタス号を運転して行くというのは今回初めてだ。仮免中だったから運転練習をしながら目的地へいくという形だ。仮免中は高速道路の運転は認められていないので、一緒にいった知人に運転をお願いした。
場所は、埼玉県蓮田市にある黒浜訓練センター。およそ150人の人の前での講演。いつもながらの緊張であった。
若い筋ジストロフィーをもつ人たちがたくさんきてくれるといいんだが・・・。
――ちゃんと前のほうの席にいるいる
講演が終わると、筋ジストロフィーで車いすに乗る人たちやその他の参加者にカクタス号をみせることになった。これが今日のメインイベント!!
ジョイスティックで動く車というのはどんなに口や写真で説明しても、実際に触れて動くところを見ないとなかなか皆信用してくれない。
15歳の男の子。まずは車の中に入ってもらう。運転席についてもらう。
「エンジンでもかけてみる?」
「う、うん」
不思議そうな顔をしている彼に、ボタン操作を教えてあげる。さすが若いだけあって機会を操るのは得意だ。
――ぶるん、ぶるん、ぶるるーん
カクタス号は火を噴いた。かれの表情も驚きとともに輝いた。
彼が将来公道を走れるようになればよいと思った。
