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2010年4月13日(火) 第7回 サポート講習会

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講師

工藤由美さん(音楽ジャーナリスト)

日時

2010年4月13日(火) 18時30分~

内容

【ご自身の障がいについて】

小学校高学年より歩行が困難、中学3年のときに脊髄性筋萎縮症タイブⅢと診断される。

病気と知ってホッとした(努力が足りないと思っていた。)と同時に進行性の難病であることを受け入れなければならなかった。筋ジスの病棟で日々亡くなっていく方がいるなか、障がいとは別の次元で生きている「ヒデちゃん」との出会いで人生が変った。障がいは努力して治るものではない。人間として魅力的になる方法があるのでは?当時引っ込み思案だったが、どうせ目立つなら積極的に生きてやろう!と思った。ただ自分を肯定するには10年かかった。その後、知り合いの進めもあり日本航空で13年勤めた。車いす歴6年、出来ないこともたくさんあるが、車いすを使うようになってからのほうが、自由度が増した。また、効率よく生活するために身につけるもの等工夫をし、生きていく技術を身につけた。しかし、一方では、親の泣く姿に心がずっと痛かった。それを吸収してくれたのが音楽。音楽は宇宙と繋がっていると感じた。自分には演奏する技術がなかったので、音楽をことばにする職業がしたいと思った。

現在は同居人とヘルパーの支援を受けながら、音楽ライターとして活動。

 

【障がい者と社会について】

前の世代の障がい者が戦ってくれたおかげで、今はかなり環境が変った。

都内の交通手段では、不自由を感じることはほぼない。また、インターネットの普及により出かけなくとも情報が得られるようになった。原稿のやりとりもより簡略化されていっている。(郵便→FAX→メール)プラス英語が出来れば尚世界が広がっていく。

 

【障がい者について】

生まれつきの障がいと事故などによる後天的な障害がある。自分自身も障がいとは関係ないと思っていた。他人事ではない、身近なところに障がいがある。障がいがあっても生き生きとした姿を見せることに生きている意味があるのでは?と思う。

 

【サポートについて】

「大丈夫ですか?」と声をかけられると、プライドもあり「大丈夫です!」と言ってしまう。「お手伝いしましょうか?」と言われたほうが、「お願いします!」と頼みやすい。May I help you?の精神。また、今回のお手伝いが不要なときでも「次はお願いします。」と言うようにしている。せっかく声をかけたのに断られると、次から声をかける勇気がなくなってしまうため。逆に健常者によって不便を強いられる場合には強い気持ちを持って接している。世の中の人へ「感謝」と同時に「言っていく勇気」が必要。

 

【サポートと障がい者について】

サポートはいつでも降りられる。

→気分で関わるものではないのでは?

障がいは降りられない。

 

【最後に】

障がいは決して特別なことではない。たとえ歩けるようになったからといってバラ色の人生かというとそうではなくリストラや離婚など悩みをかかえている人は数多くいる。障がいがあってもなくても「心を強くする訓練」が必要。

【本講習会は財団法人日本社会福祉弘済会の助成事業として行われました】